ちょっと悪趣味なギャグを書こうとしてやめた

 ネタはこのあたり(2007年 11月 15日 13:01 JST)⇒15年変動利付国債の大口落札先は日興シティG証674億円、野村証480億円=市場筋 | Reuters

 [東京 15日 ロイター] 市場関係者の推計によると、午後零時45分に結果が発表された15年変動利付国債入札における大口落札先は、日興シティグループ証券674億円、野村証券480億円、モルガンスタンレー証券427億円、岡三証券288億円、BNPパリバ証券283億円、ドイツ証券268億円、みずほ証券257億円、新光証券206億円、東海東京証券115億円、三菱UFJ証券114億円、などとなった。

 参考⇒財政再建への動き | 金利上昇局面で変動利付き国債が嫌気される

そして、こうした銀行の債券運用戦略の変化に冷や水を浴びせたのが、重点投資対象とした中短期債の急落で、日銀の福井俊彦総裁が2月9日の記者会見で、量的緩和の解除について「3月以降の判断が重要」と発言した後、新発2年物国債の売りが膨らみ、2月末には、日銀が量的緩和政策を導入する前の12年12月以来の水準である0.52%まで利回りが上昇する場面があったとのこと。このときは、スワップ取引などで金利上昇に伴う損失を回避した銀行もあったが、「実際に含み損が生じた」と見られているのが昨年9月末に起きた15年変動利付国債の急落で、銀行が保有している国債の大半は固定金利のため、長期金利が上昇すると含み損が生じ、一方、変動利付国債は「金利上昇局面でも損が生じない」のが売り物で、大手銀行はこぞって振り替え投資してきたが、一つ誤算があり、長期金利以上に短期金利が上がって、長短金利差が縮小するような局面になると、価格が下落するという商品特性があり、9月末に急落したとか。市場からは需給引き締めの希望が相次ぎ、財務省が15年変動利付き国債の18年度の発行額を減額する事態に発展したと記事は伝える。

 含み損はどのくらいなんでしょうね。
 関連(直接関連ではないけど)⇒極東ブログ: [書評]さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白(高橋洋一)