日経春秋 春秋(2/13)

放火犯の動機は「腹いせ」だという。その心の闇に、芥川龍之介の『羅生門』を思い出す。

 韓国人の心性はわかるところとわからない部分がある。日本人も多元的な民族史をもつが、その多元性の次元と、韓国の民族の多元性とは時間のずれがかなり違う。そこの微妙さが、非常に難しい。