曇り

 雨になるらしい。
 夢は、長くもつれていた。そして、つまらない。踊りだか活け花だか教えている40歳くらいのふっくらとした女がいて、一種の知的なサロンのようなものを作っているのだが、そのメンバーに須原一秀らしい哲学者がいて自殺したとのことだが、なにか秘密の遺言を残した。私はなぜかその女性と話しているのだが、それがわかるかと手渡される。何かの劇場に至る秘密の通路があるらしい。近いので取りあえず行ってみるとかと奇妙な通路があり、劇場に至るドアがあるのだがそこが開かない。たいしてこうした事態には関心がないので引き下がるのだが、そこで小学校時代のM君と会う。いやM君のわけはないと子供に聞くとMですという。どうやらMの子供らしい。Mは勉強ができず運動音痴でいじめられっ子だった。Mのことをふと思いだし、その子に腹減っているか、ラーメンでも食うかと聞くと、頷く。軽井沢と呼ばれる台北のような中華街に出る。ラーメンが1000円台で高い。まあいいかとMを誘うとあっちが安いと言う。この町に詳しいのだろうか。
 とくに事件も展開もない。