毎日社説 社説:ガザ 「強制収容所」を終わらせよう - 毎日jp(毎日新聞)
おや日本の新聞の社説にこの問題が出てくるのか。はて?という感じ。もちろん、出たほうがいいが。
ワタシ的には⇒極東ブログ: ガザ状況メモ
毎日社説をざっと読むと識者のようでもあるけど、ディテールの描写が妙に偏っている印象はある。
ハマスをテロ組織とみなすのは無理がある。とはいえ、住民を飢えと困窮に追い込んだ責任は重大だ。ハマスがイスラエルともファタハとも妥協せず武闘路線も捨てないなら、平和と安定への展望も開けまい。ファタハ出身のアッバス・パレスチナ自治政府議長も責任を痛感すべきだ。パレスチナ人全体の幸福を願うなら、両者はまず指導部統一へ努力すべきである。
ハマスをテロ組織とするのは無理という議論は、私も極東ブログでふれたことがある(極東ブログ: 国連がハマスに資金供与の疑惑?)が、そのあとの毎日の展開は、端的に言えば空論だろう。ハマスの最近の展開はかなりえぐい。
ところで。
さらに考えてみたい。私たちはパレスチナの現状に対して、あまりに無感覚になっていないだろうか。
それをいうなら、アフリカの現状はどうなんだ。もちろん、そういうバーターの提言ではいけないというのはわかってのことだ。しかし、アフリカのあまりの非人道的な状況に日本のジャーナリズムの関心の低さは特筆に値すると思う。