朝日社説 3児死亡事故―危険運転でないとは : asahi.com:朝日新聞社説

 今朝のNHKでもパセティックに報道していた。地裁なので今後の展開はどうだろうかと思った。

 その際、国民の常識からかけはなれたものであってはならない。危険運転致死罪が来年始まる裁判員裁判の対象になることを考えれば、なおさらである。

 私としては朝日のこの結語の意見とは逆に法理を学ぶケースになるように思う。
 この結語の前に。

 警察官による検知が酒気帯びだったというのも、事故から1時間近くたってからのことだ。その間に元市職員は現場から逃げ、水を大量に飲んでいた。少しでも飲酒の影響を減らそうとしたのだろう。事故直後に検知していれば、どうだったのか。
 なにが危険運転にあたるのか。どこまでが「正常な運転」なのか。新しい法律なので、裁判所によって判断にバラツキがあるのが現実だ。はっきりとした基準をつくるには、判例を一つずつ積み重ねていくしかあるまい。

 警察の対応の問題は警察批判としては法理の外にある。今回のケースについては法理の内にある。そこはわけるべきだろう。また、判例を積み上げるというのだが、すでに積み上がっており、その不備から法の改正となった。そのあたりの理路が朝日には明確ではないし、一般的にそういうものかもしれない。