今日の大手紙社説

 話題は福田訪中とブット暗殺だがざっと読んだ限り、特に読むべき内容はない。大はずしはないけど、ちょっと日本の新聞の限界がモロに出ているかなとはちょっと思った。
 ついでにくらいだが。
 ⇒春秋(12/29)

人気のケータイ小説は本になってまた売れる。今年の文芸書のベストセラー上位3点はこうして生まれたのだという。本を読まないといわれる若い人しか読まない本が、出版界の話題になる不思議。そんな中、『カラマーゾフの兄弟』の新訳など古典や名作が健闘したと聞くと、また一つ茶柱を見つけた気になる。

 茶柱じゃなくて潜在的なデープな読書人の層がゆらいでいないこと。若い世代にこんなご時世でも文学の魂は再生していること。ま、なにより執筆子、『カラマーゾフの兄弟』の新訳をお読みなさい、再読か。老年期のとば口で読むとまた得るところがある。