朝日社説 円高・株安―最長景気に木枯らし吹く

 特にどってこないのだが、朝日ってこの論調ではなかったように思う。検証して批判したい気もしないではないが気力がない。

個人消費を刺激して景気の好循環を実現することにより、米国からのマイナスの影響を遮断する。そんな積極策をとれるかどうかが、これから景気の寿命を左右するのではなかろうか。

 結語のそれはそうだ。が。

7〜9月期の成長率は健闘したものの、そのなかで気がかりなのが激減した住宅着工件数。耐震偽装問題で改正された建築基準法により、手続きの処理が滞っているのが原因だ。
 個人消費もさえないが、秋以降にはさらに慎重ムードが出ている。内閣府による10月の消費動向調査では、ガソリンや食料品などの値上がりが消費者心理を冷やす兆しがうかがえる。

 住宅着工件数の問題は想定されたことだし、少なからぬマスメディアの風評被害の側面もある。それとこの問題、「手続きの処理」には違いないが業界の内部の視線からすれば、もっとどろどろとしたものがある。朝日は現場の取材をしてないのだろうか。であれば、覗いてみるといいだろうと思う(業界側での行政不信の構造がある)。聞屋は足で稼げよ。