日経社説 綱渡りが続くFRBの金融政策運営

 これなんだがどうも僧正は何考えてんのかなという面はあった。

 いま最も警戒すべきなのは、米国の金融緩和に元気づけられてファンドなどの投機資金が商品市場に殺到していることである。31日のニューヨーク市場では原油のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物が一時、1バレル96ドル台に上昇し大きな節目となる100ドルに迫った。金相場も28年ぶりに1トロイオンス800ドルを突破した。
 こうした動きがくすぶっているインフレ心理に火を付けるようだと、FRBの金融政策に対する信頼を損ない、海外から米国への資本流入の蛇口が細る事態ともなりかねない。住宅部門の信用収縮と商品などの信用膨張。この難題に適切に取り組まないことには、米国と世界の経済は安定しない。FRBには曇りない判断と機動的な行動が求められる。

 まあ、けっこうその点は同意っていうか同じように思っていたのだが。
 が。
 ⇒米国株大幅反落、ダウ362ドル安――サブプライム不透明感、シティ7%安 : NIKKEI NET(日経ネット):株・為替ニュース−日経平均などのマーケット情報を速報

 主な株価指数は大幅下落して始まった。カナダの金融大手CIBCが資本が不足気味として、シティグループの投資判断を「中立」から「売り」に引き下げたことなどが手掛かり。CIBCがリポートでシティは配当削減などで資本を増強すべきだと指摘したことを受け、配当削減の思惑が出て売りを誘った。

 まあ、見越していたということか。
 僧正なかなか凡な経済学者にあらずか。
 ついでに⇒NY円、反発――114円60―70銭で終了、欧米株安受け : NIKKEI NET(日経ネット):株・為替ニュース−日経平均などのマーケット情報を速報
 このまま爆走ってことはないと思うけど。