毎日社説 社説:イラン追加制裁 北とシリアの疑惑はどうした

 おや?と思った。毎日新聞マジこの問題に触れてきた。この問題を社説レベルに持ち上げただけでまず評価したい。引用が長いが、ちょっとこれは日本の社説では画期的。伊達に明後日向かってつっぱしってなかった。

 情報収集について不思議なのは、イスラエル軍が9月初め、シリア領内で「北朝鮮の技術支援を受けた核関連施設」を空爆したという情報が流れ、これがほぼ既成事実化しているのに、米政府が事実確認を避けていることだ。米国のシンクタンクは25日、シリアが原子炉を建設していたとされる場所の衛星写真を公開し、ますます疑惑は深まっている。
 シリア、北朝鮮、イランは、ともに米国が指定する「テロ支援国家」だ。北朝鮮は米国に指定解除を強く求めているが、シリアの核開発への協力が事実なら、解除は難しくなろう。北朝鮮の核開発をめぐる6カ国協議の枠組みそのものが揺らぐことも考えられる。そうなれば、もはや北朝鮮は各国からの経済支援を期待することはできないと知るべきである。
 事態の重大さを認識しているからこそ、米国は言を左右にして確認を避けているのではないか。そう勘ぐりたくなる状況だ。米国の強固な同盟国イスラエルは、81年にイラクの原子炉を空爆した。今回もシリアの核開発に先手を打って核関連施設を攻撃した可能性がある。米国がその軍事作戦の詳細を知らないはずがない。
 まずは真相を明らかにすべきである。米国が意図的に情報公開を拒むなら、6カ国協議でもテロとの戦いでも、国際社会をミスリードすることになる。

 もっともより詳細な話は極東ブログのほうにあるのでご関心あるかたは。
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