今日の大手紙社説

 毎日新聞がなんだか「明後日に向かって走れ」状態になりそう。それはそれでお笑いとしては面白いんだけど、朝日新聞みたいに中国様の微妙に耳たぶがくすぐったい吐息が聞こえるわけでもないし、それでええんかいな的。
 そういえば読売もなんかもう読者眼中に無い傾向はある。こっちはでも、実際には無色色化といないこともない(誰ももう読まない)。まあ、もともと社説とか新聞はそんなものというのもありかもだけど。
 あと、なんというのかな。私もなんかこうして書いていると偉そうなこと吹いてしまっていて、まあ、そのあたりはブロガーってバカだな失笑のお笑いなんだけど、社説とかコラム書く人の教養がめっきり薄くなってきた印象はある。古典とか漢文とか基本的な世界文学の素養とか聖書、四書五経みたいな、昭和初期生まれの人なら普通にもっていた部分がなんだか剥落していく感じだ。
 ⇒「1か月本読まず」過半数、高齢ほど本離れ…読売世論調査 : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 読売新聞社の「読書」に関する全国世論調査(6、7日実施、面接方式)で、この1か月間に1冊も本を読まなかった人は前年調査より3ポイント増え、52%となった。
 2年ぶりに5割を超え、調査を始めた1980年以降では4番目に高い割合だ。
 年代別では70歳以上が66%と最も多く、以下60歳代55%、50歳代51%、40歳代45%、30歳代44%、20歳代43%。年齢が高くなるにつれ本を読まなくなる傾向がうかがえる。

 年寄りほど教養が問われる存在はない。でもこれが人生の総決算みたいなものであんちょこはないんだよ。
 余談だけど、この比率、40代30代は補うネット情報の比率があるかと思う。ただ、20代になると携帯的な半径1m影響があるだろう。
 まあ、いわゆる教養なんてなくてもいいよというのが私の持論なんだけど、どっちかというと若い人に向けてということで、そしてそれには若い人なら感じるはずのちょっと逆説も含めているんだけど、年寄りはなんかなあと思う。
 でも、日本の読書人の層はがちで厚いから、野人にすごい教養人は多い。まあ、してみると新聞社説の教養が薄く見えるのは書き手の問題というよりメディアの問題かも。