読売社説 薬害肝炎情報 “エイズの愚”を繰り返す厚労省

 肝がんにつながることが明確になってきたのは最近10年ほどのことで、418例の多くはそれ以前のものだ。肝炎は自覚症状が乏しいために、感染に気づいていない患者もいると予想される。

 「最近10年」というのは識者が警告を出してきた歴史でもあった。ジャーナリズムは無視しつづけていた。
 あまり言うのなんだが、あの頃のインターフェロンによる治療法には難点もあり、そうしたテクニカルな困難さも伴っていたと言えないこともない。