大手紙社説より
日経春秋 春秋(9/29)
自ら造る街にそういう名をつけ、批判する民主運動家を家に閉じ込め、デモ隊には無差別に銃を放つ。そんな独裁者に、我々は援助を与え続けて良いのだろうか。
あのなぁ。
いいわけはないよ。でも、例えば、この問題、ASEAN諸国がどう見ているかとかも少し考えたらどうなんだろ。
日経社説 ミャンマー軍政に制裁発動と国際圧力を
死亡した長井さんは心臓が撃ち抜かれていたとされる。至近距離から撃たれたのか、地面に横たわりながらも、小型カメラを放さなかった。日本政府は籔中32外務審議官をミャンマーに派遣する。軍政当局に徹底した捜査と謝罪を求めるべきだ。
別にカメラを手放しても本質は変わりないよ。っていうか、こういう文章のセンスはついていけないな。
こういうセンス⇒木口小平 - Wikipedia
日経のほうは中国の武器供与を書いている。
国際社会は今、中国の対応を注視している。中国は資源開発、貿易や兵器輸出を通じてミャンマー軍事政権を支えてきた。中国は最も大きな影響力を与えられる国であろう。
毎日社説 日中国交35年 戦略的互恵関係を深めよう
これもノリで書いているんだろうな。
日中共同声明によって日中間の戦争状態が終結してまだ35年だ。だがこの間に中国は貧困国から急成長をとげた。年内にはドイツを抜いて世界第3の経済大国になると言われる。
中国が経済成長を始める手助けをしたのは日本の対中円借款だった。
こうしたナイーブな発言を中国の各層の人が聞いたらどう思うだろうか。
毎日社説 日本人記者射殺 非人道的で冷酷な犯罪だ
ノリで書いているだけと思うけど。
緑色の戦闘服にサンダルをはいた治安部隊の兵士が、至近距離で長井さんに銃口を向けて発砲し、平然と歩き去った。殺人行為になんのためらいもみせない兵士の行動に、背筋が寒くなる思いだ。
その可能性は高い。でも、そうではない可能性もある。そのあたりは現場とか、過去の状況とかも検討しないといけない。
読売社説 NHK改革 小手先の値下げ案が却下された
受信料の支払い拒否は、ピークだった昨年初めの128万件から約50万件減少し、収入も回復している。執行部は、それを手掛かりに小手先の受信料値下げを打ち出し、経営計画案全体について委員会の承認を得ようとしたのだろう。
新聞とかネットもそうかな、NHKを叩いているけど、それだけ信頼されていることだし、よい仕事をしているってことではないかな。少なくとも私はNHKってすごいなと思いますよ。あまり見ないけどハイビジョンまできちんと払っているし。
朝日社説 新弟子リンチ―「国技」が泣いている
リンチも国技のうちとかね。
それにしてもなんで相撲が「国技」なんだろ。
古事記の相撲とかは、あれ、沖縄とか朝鮮とかモンゴルとかの相撲と同じでしょ。っていうか、江戸のグロ文化まではそうだったんじゃないか。身体を意図的に畸形にして裸にするとか、グロ趣味でなくて何?
で、江戸時代の相撲興行はそれはもうグロっていうか。で、あれに国技意識なんかないだろうし。
なんだかなあ。
朝日社説 ミャンマー―アジアの連携で圧力を
おや、随分強い気な社説だな。全体構図だと英米の利、中国様しょっぱなのだけど、ここまで朝日がイケイケなのはどうしてだろ。
それにしても、日本政府の対応の鈍さはどうしたことか。日本は、88年のクーデターで発足した軍事政権をいち早く承認した。当時、日本は2国間援助の8割を占める最大の援助国であり、その承認は軍事政権に追い風となった。
っていうかそれだったら武器供与をしている中国様は如何?