大手紙社説より

産経社説 【主張】ミャンマー情勢 民主化を図るときが来た

 でなければ、中国は自国の利益のためにミャンマー軍事政権を支え、民主化に反対しているとみられても仕方ない。住民虐殺で非難されるスーダンへの肩入れと似た構造だ。来夏の北京五輪も控え、国際社会の中国政府を見る目は厳しさを増すだろう。

 朝日・毎日との比較というか、産経はこの問題についてのやや変更があるけど、スーダンがまずこの文脈にくるものだ。

毎日社説 ミャンマー弾圧 国際圧力に中国も加われ

 不思議だ。現状暴動が発生しているからという直近の状況はわかるし日本のジャーナリズムは近視なんでというのもあるが、もうちょっとスパンを広げれば、国際的には明白にダルフール問題と中国の関わりが重要だが、毎日や朝日は事実上ネグりまくっている。理由は日本としてもバツがわるいというのと中国様のプーがあるはず。で、これもやや放言だが、朝日と毎日は中国様のプーに逆らって書くことはない。この社説(それと昨日の朝日)は、中国様からGoが出ているのだろうと、やや陰謀論めくけど、直接の陰謀ではなく、「ご配慮」としてもいいが、そういう構図があるはずだ。
 とすれば、いよいよ中国の内部抗争の影響かもしれないのだが。