晴天

 ようやく秋らしい天気図か。平年9月は一番降水量が多いのではなかったか。しかし、今年はそうでもなかった。8月にちょっと思いついて突発的に小河内ダムを見に行って、うかにも知らなかったのだが、都民の水の8割は荒川水系になっているとのこと。多摩川系はすでに補助的なのか。こういう行政の、なんというかパーフェクトな仕事というのはすごいなと思った。
 朝食ではフルーツを切らしてしまい、きゅうりをかじった。きゅうりというのは、かじるとうまいよなと思う。塩や味噌も要らない(あってもいいけど)。
 昨晩は月を見ながらぼんやりいろいろ思った。悲しいといえば悲しい気持ちの核のようなものがあるが、感情は別に高ぶらない。歳なのだろうか。身体の芯にも硬いものがあるように心にもそういうものがあちこちできつつあるような気がする。それでも、沈黙に耳を澄ましていると、いろいろな人の泣き声が聞こえるようにも思う。私にはどうすることもできない。
 ニュースを聞いていたら内閣人事だった。大きな変更はないとのこと。まあ、通例そうだが、もうちょっと経済面でのシフトがあるかと思ったが、そうでもないのだろうか。財界がこれで呑んでいるとすれば、私はちょっと目測を誤った。あるいは、財界を私が過大評価している。