社説特になし

 多分に私の気が乗らない。
 それでも⇒春秋(9/18)

名な鳥取砂丘の斜面「馬の背」に、名古屋大学の学生らが縦15メートル、横50メートルもの巨大な落書きを刻み込んでいた。ローマ字を連ねた“作品”にとりたててメッセージ性などはなく、たんに所属サークル名の一部だった。▼無邪気なものだ。しかし、名の通った国立大の学生がこんな具合では、いささか心配になる。不安なのは中央教育審議会も同じらしい。大学生の質を向上させようと、卒業までに学生が身に付けるべき「学士力」を国が指針として示すよう求めるという。「学士」とはずいぶん大仰だが、中身はそれほどでもない。

 日本の学士は国際的にはほとんど無意味だから気にすることはないのではないか。