曇り

 寝汗で目覚める。シャワーを浴びると、水がかなり冷たい。鏡に映るオッサンが私だが、まだ出せるくらいのケツの形は維持しているんじゃないかと思うが、体表を覆ううっすらした脂肪を抜いていないのでいわゆるムキムキの体ではないが。
 天気図を見ると絵に描いたような秋霖前線が日本列島にかかっている。これで雨にならないのは太平洋側の高気圧だろう。ということは蒸し暑さも納得できるな。
 またディテールがクリア過ぎる夢を見た。私が10歳にもならないころの実家があった。が、微妙に記憶とは違っていた。それでも庭木を私はひとつひとつ確かめた。ガラス戸の向こうに幼い私や若い父母がいるのかともちょっと覗いてみたが、誰もいなかった。それから次の夢では私は湘南のある病院にいた。奇妙な病院だった。対応が悪く、医療の現場はまずいなと思っていると、ここは桑田佳祐の実家の病院ですよと誰かが言う。でも、ここは法人の総合病院でしょと私が答えると地下3階に行ってごらんと言う。行ってみると、別の病院の受付があり、そこから外に出て顧みると桑田病院と書いてあり、総合病院は別棟になっていた。