産経社説 名前と漢字 公共財を棄損する「感字」
産経らしいご期待に沿ったつまらない社説、という以上はないが。
常用漢字が国民の文字生活に十分間に合うだけの字種を収録した文字集合であったなら、このような漢字文化の劣化は生じなかったであろう。漢字制限の思想を引きずる常用漢字という大本を正し、人名用漢字のような規格は早く清算すべきだ。
同時に、子の命名に当たっては、漢字が公共財という意識を強く持ち、いにしえに典拠を求めるなど、「感字」を戒める節度が求められよう。
そういえば昔、ある爺さんから聞いたのだが、昔の人は子供の名前のために漢字を作ってしまった人がいたそうだ。字画とか縁起で、一本抜いたり足したりとかも。
そういえば。
阿古久曽の心は知らず梅の花 はせお
芭蕉という人はその俳号かもそうだが、洒落気の強い人だった。「阿古久曽」ってどう読むか知っている?