日経 春秋(8/3)

 結語の一文がないほうがよいのでは。

モダニズム建築は直線や直角を重視する機能主義。だがコルビュジエは曲線も好んで使う。丸みの美しさに目覚めたのは若き小説家が贈った空の体験のおかげかもしれない。言葉を尽くして「輝く都市」の中身を説く建築家の多弁が2人を繋(つな)いだ。安倍首相が語った「美しい国」は選挙で国民の心には響かなかった。