晴れ、見上げると薄曇り

 日曜日の朝か。ぼんやりと昨晩仕込んだタネでワッフルを焼いて朝食。
 頭がぼーっとするというほどでもないけが、ややぼーっとするかな。昨晩のビールは小瓶一本(エール)。酒が残る感じはないが。ヒッキーの曲をがんがんと耳にならして、起きる。水泳の疲れは全身にあるようだが、それほどでもない。
 若いときは目が覚めるとすべて一瞬忘れるくらい寝ていることがあった。あんなふうにはもうならないのだろうと思うし、若さの身体を再獲得することもないだろうが、僅かに身体の若さというかそんな感じの身体らしさをふと感じた。
 そういえば、昨晩ビールを飲みながら(ある種のいらだちがあったが)、ひとりぼっちで枯れ野を歩いていく自分の背を思った。実際、長いことそうして歩いていた時期があった。今ではちょっとそこまでではないし、この奇妙な孤独感に何かしら欺瞞があるようには思う。
 このところ、なんとなく見知らぬ年寄りと街中でなにげなく話すことがある。年寄りといっても私より10歳上くらいだから年寄りというほどではないが。それでも庶民の人生というのをかいま見ることは多いな。というか、人の人生っていうのはいろいろあるものだ。