産経社説 【主張】貸金業規制 冷静に不備見つめるとき

消費者金融事業者金融が、貸し倒れリスクも考慮して適用していた灰色金利が全廃されれば、融資審査は厳格になる。50万円、100万円という緊急性の高い資金を貸金業者から灰色金利で借りて事業を続けていた個人経営の商店などは資金繰りがつかなくなるとの危惧(きぐ)はあった。それが早くも現実のものとなったのである。

 強引な取り立てや詐欺まがいの融資を行った業者に厳しく臨むのは当然だ。多重債務者救済にも意味はある。だが、それが金利規制、貸し出し規制のかたちをとり、十分に事業が継続できる個人事業者までも倒産に追いやるようでは本末転倒ではないか。
 政府系金融機関の活用はじめ税金を使ったセーフティーネット融資新設などの声も根強くある。しかし、その前に冷静な目で改正法の不備を見つめ、議論すべきだ。

 久々に産経で正論を聞くなぁ。
 関係者は地獄だろうな。そして、それを見捨てて日本は進む。世の中ってそんなものなんだろうな。松岡農水省自殺とか世間は騒ぐけど、世の中ひどい地獄はいろいろあるよ。