読売社説 銀行決算 収益力強化の真価が問われる

 邦銀復活が本物になるかどうか。これからが正念場だ。
 大手銀行6グループの2007年3月期連結決算は、税引き後利益の合計が約2兆8000億円だった。3兆1000億円を上回る過去最高益を記録した06年3月期と比べると、約1割の減益だ。
 06年3月期は、貸し倒れに備えて積み立てた引当金が、景気回復による企業の業績回復で不要になり、「戻り益」として利益をかさ上げした。今回は、その戻り益が大きく減少した。
 さらに、系列の信販会社や消費者金融会社の業績不振の影響も受け、3メガバンクはそろって減益になった。

 この問題がよくわからないが、ようするに政府の街金潰しがわかっていたとはいえ効いたぜというだけのことではないか。邦銀の復活だの正念場だのというのは何ボケとんのじゃではないのかと思うがよくわからんので放言のみ。この数年、銀行は実際には街金の鵜飼いで儲けていたわけでなんつうか※ピー※だろ。で、それと企業が自前でカネ貯めて銀行から借りないのな。この構造問題をきちんと取り上げているのを見たことないがどうなんでしょ。当たり前?っていうか、トヨタの経営って基本的におかしくねか。というより、邦銀がおかしいのか。
 そういえば。
 昨日、ちと食事のカネが切れたのでと目の前に銀行があり、覗くとすいているっぽいので入ると、2つのことに唖然。1つは、人が混んでないのにATMに至るまでにチープな花見客席取りのようなそれでいてその構造はシェーンブルン庭園の迷路みたいなものがあって、あほか?と思った。私はマウスではないので外側からアクセス。というか、そこに銀行店員がいてこの阿呆な状況をなんとも思っていない。で2つめはその店員なんだけど、ちょっと太めの負け犬オーラの入ってどしっと座った女性と、ふらっと立っている若げな兄さんが選挙管理委員会みたいな雰囲気で、宝くじ、いまならチャンスでーすみたいに、連呼してやんの。あのさ、客、俺だけ。俺、期待率の低いクジ買わないないんだってばさと思いつつ。その重苦しい雰囲気のなかで飯分のカネを降ろして撤退。銀行もうだめだわと思った。というか、正確にいえば、銀行のそういう側面の経営はなんか顧客に届いてない(なので収益は別の方向に向かうのでしょう、貧乏人を置いて、何処へ)。