違うと思う
私の観察では、ある種の組織の中で立派な業績をあげ偉くなるのは、本音を表に出さず、建前=本音と「みなす」ことができる人。だからその採用面接で「ウソをつくならつき通せる人」を選別しようとするのは当然だと思っています。ま、そういうのが嫌なら、もっと庶民的なところを目指せばいい。私もそうしましたよ。
違うと思う。
なにが違うかというと、嘘を突き通せる人=大企業、嘘が嫌いなら=庶民的な企業、という枠組み。まあ、そうべたに書いてあるわけじゃないけど、そう理解してもいいでしょうから。
で、もうちょっと違いに突っ込む。
大企業はというか、嘘を突き通せる人を求めるのはある水準まで。ある水準以上になると、命を求めますよ。そしてその命を求めるまえに嘘の虚飾をすべて潰しにかかりますよというかあるいは構造的に潰しの脅しのタガをはめますよ。むしろ、若い人が知っておくべきことはそういう暗い部分、と、いやぁ、そんなことはないかな、違うかな、とかぼかしておこ。
庶民的な企業に嘘はないか。これも違いますよ。実際に覗いてみたら痴話ワな世界ですよ。ってか、やってらんないですよ。
じゃ、どうする。
どうにもならないですよ。
どうにならないなら、自分で道を切り開くんですよ、いろいろと、工夫して。そんななかで、誰に嘘をつき、誰に嘘をつかないとか、俺ルールで決めていけばいい。最初に、社会の側のルールを呑むことたぁないです。