ムネオが斬る

 ⇒ムネオ日記2007年3月16日(金) : 鈴木宗男ランド ブログ by宗援会 宗男日記から

 ライブドア前社長の堀江貴文氏への一審判決が出た。検察側求刑が4年であったので、実刑の判決が出るというのが一般的な見方であった。検察の求刑が3年以下なら執行猶予、4年以上なら概(おおむ)ね実刑判決。型にはまった官僚的な判断になっている。
 正直に自分の記憶に基づき、真実を主張すれば「反省の情なし」と今回も言われているが、私の一審判決でも「反省の情皆無」と裁判長は言っていた。正しいことを、真実を言うと反省の情なしと言われるのでは、何のための神聖な法廷かと考える。是非とも国民一人一人が他人事(ひとごと)と思わずに、今の裁判は検察の調書主義、検察のシナリオ・ストーリーによって事件が作られ、検察の腹一つで人の一生が変わってしまうことをよく考えて頂きたい。国家権力が意図的、恣意的に一方的な頭づくりをし、密告や改ざんされた文書等に基づいて間違った捜査をされると大変なことになることを、是非とも国民の皆さんに知ってもらいたい。
 堀江氏の判決でも、部下だった熊谷史人氏、宮内亮治氏の証言が大きな裏付けになっているが、彼らが正しいことをしていたのか。彼らも逮捕され、被告人である以上、自分のことをまず考えると、堀江氏に不利な話をしてしまうことになる。検察はその辺を誘導しながら調書をつくり、尋問する。熊谷氏、宮内氏らが本当のことを言っているのかどうか。自分の立場を良くするためには自分の為になることしか言っていないはずだ。このこともよく考えなくてはならない。