50代がグラビア誌を買ってきている、という話

 飛鳥新社に「団塊パンチ」という雑誌がある。今回は表紙に水着のお姉さんの写真が出ていて書店で手に取るにはちょっと恥ずかしかったりするが、別にそういう内容ばかりというわけでもない。先日そこのインタビューを受けたわけではないのだが、読者のおっさんの方から聞いて、思わずいすから飛び上がって「ほんとすか!?」と叫んじゃった話。
 「団塊パンチ」のようなグラビア誌の読者というと、典型的に想像するのは「血気盛ん」な老人、と考えるのがふつうではないかと思う。この雑誌は2006年創刊のため私自身の40代には間に合わず、私は買ったことがないのだが、想像するに、50代は「週刊プレイボーイ」あたりだから、「団塊パンチ」も50代かな、みたいな。そういう先入観で世間話を始めたら、ちがうのだという。グラビア誌の中心的な読者層はいまや50代から60代あたりになっていて、50代の人たちはあまり読まなくなってきているのだそうだ。
 「それってなんか統計あるんですか」と聞いたら、あるわけないじゃんと答えられたのが気掛かりではあるが。