日経 春秋(3/6)

日本人の西洋との出会いのきっかけとなった少年使節の若者の歩みは、国際化を巡るその後の日本のつまずきや屈折の歴史とも重なって見える。

 そうかぁ? っていうかそう考えたこともないので。

400年以上の日々を経て光が当てられる人々の過半は無名の一般信者といわれる。信仰を通したグローバリズムと植民地化を恐れる幕府の弾圧の犠牲者である。

 これもそうかぁ?っぽいな。
 日本は多神論的な宗教風土があるからキリスト教は浸透しないという議論が近代以降あるが、キリシタンの伝搬はたしかものすごい人口を擁していたと思う。このあたりはその視点ではあまり研究されていないのでは。弾圧がなければ日本はフィリピンのようになっていた部分もあるだろうと思うが、最近はあまりこの分野に関心が向かない。