朝日社説 ゆりかご構想 赤ちゃんが助かるなら

 朝日はこの問題をネグルのかと思ったがそうでもないようだ、といってこの社説に内容はない。

国も、自治体も、子どもを抱えて生きあぐねている人たちに冷ややかだ。ゆりかごは、それを告発してもいる。

 執筆者も世間が見えるなら書いていて欺瞞だと感じることだろう。この問題は「赤ちゃんが助かるなら」というより「母」の問題だし、現実の「女」の問題だ。もちろん、標題を責めるのではなくこの社説の本文は母子を問題にしているとはいえる。だが、「女」の問題という考察には踏み込まない。
 現実の「女」を救うために行動を起こす人がいるということが社会が生きている希望だ。我々はみな「女」から生まれる。その女を支援しなくてはならないし、我々とは偶然育児放棄されなかった「子」に過ぎない。