産経社説 人口増加 この数字に気を緩めるな

 この増加は以前から予想されていたのでトホホな社説。

しかし、今後は出産適齢期を迎えた団塊ジュニア世代の出産が減り、19年以降は再び人口減少に転じ、出生率も低下する可能性が強い。昨年の人口増は一時的な現象に終わりそうだ。

 それも織り込み済み。で。

 子供の数が減ると、年金、介護、医療といった社会保障制度が崩壊してしまう。今回の増加数字に気を緩めることなく、今後も、効果ある少子化対策を国、地域、企業が力を合わせて追求していくことが大切だ。

 ネットなんかを見ていると、少子化でも大丈夫だ論が奇妙なところから声高に聞こえるけど、ざっくり言うとダメでしょ。国家が直接関与する年金とかはなんとかなるけど、介護や医療は地域っつうか地方が関係してくる。つまり、人がどういう構成で共同体を構成するかが変わってしまう。そのあたり、かなり抜本的な対策が必要。
 ただ、なんだかんだ言ってもその抜本対策が今残酷に進行中なんで、その結果日本がうまくいったりする。いや、冗談じゃなくて、これで10年、20年スパンでうまくいっちゃったら、日本というのは外国から見るとマジで政治的天才( (C) イザヤ・ベンダサン)ってことになりかねない。