毎日社説 日印・日豪関係 経済連携を軸に協力拡大を

 日印、日豪のEPAは、エネルギー分野での協力が大きな柱となる。オーストラリアは天然ガス、石炭、ウランの大供給国で、日本の依存度は高い。インドもエネルギー需要の拡大に備え、オーストラリアとの関係を強化したい。
 日本の得意とする省エネ技術は、エネルギー効率の向上が課題のインドにとっても必要な技術だろう。また、オーストラリアは、二酸化炭素の地中埋設技術の研究を積極的に進めている。環境分野での協力も推進したい。
 ただし、インドは核不拡散に反し、核兵器保有した。これがインドの原子力発電計画への協力の障害となっている。
 インドやオーストラリアには中国も接近している。特にインドについては、胡錦濤主席が先月、訪問した際、原子力利用の協力拡大で合意した。猛反発していたこれまでと違い態度が変わってきた。

 わかりずらい社説。
 豪州がウラン大国であり中国と連携しつつありそうだという線と、日本は米国の軍事同盟にありその方針としてインドを取り込む道を進んでいるという線がまず基本にあると思うのだが。