朝日社説 巨大銀行 公的資金は生きたのか

 いろいろポジションによって異なる意見はあるだろうが、社説としては概ね良しというか、こんな感じだろう。

 ゼロに近い金利や、不良債権の処理にともなう法人税免除のおかげで、過去最高水準の利益を計上したが、本業での収益力はまだまだ低い。それなのに政治献金を復活する話まで出ている。

 しかたがないとはいえ、この銀行の儲けは政治の主導であり、実質金利で庶民もなんたらとかいう議論もあるだろうが、この政治システムの総体から見れば、家計のお金が吸い取られたということだろう。もちろん、賢いやつはそうではなかった。しかし、庶民というのはそんな賢いわけでもなく、黙って吸い取られるしかなかった。
 しかし、そう考えてみると国家に搾取されたアホな庶民といったところだが、実際には実質金利は高く、暮らしはそれほど酷いものではなかったというか、国家と銀行の建て直しを目標にオプティマナイズするとこの間のデフレ誘導というのは実は良策だったわけか(皮肉ですよ)。