ちと野暮なコメント

①これ
 ⇒分裂勘違い君劇場 - 「人は必ず死ぬ」はどこまで本当か?

たとえば、id:finalvent氏、中島義道氏、そして日本における最も偉大な哲学者の一人である大森荘蔵氏などは、「自分がいつか死ぬこと」という、ごく当たり前のことに対して、「発狂しそうになるほどの恐怖」を感じている(いた)ようです。

 そのとおり、つまり、「感じてる(いた)」ということ。

彼らは、いずれも、死にまつわる膨大な思索を重ねています。
それほどに、死は、彼らにとって重大な問題なのです。

 これもまあ、そのとおり。釣られますた。

 しかし、不思議なことに、彼らが、「死を避けるための具体的な方法」を検討した形跡はあまり見られません。
 そんなに死ぬのがいやなら、なぜそれを避けるための「具体的な方法」を、検討してみないのでしょうか?

 死の恐怖を感じる、や、死を考える、というのと、死を避けたい、というのはつながらない、というしかない。まあ、ことはそういうことじゃなくて、おそらく、「finalvent氏、中島義道氏、大森荘蔵氏」にとってむしろ、死の恐怖を感じるというまずその個の内的な絶対性に対して絶叫せざるをない事実性というのを、絶叫から言葉に代えてみよう、その意味を自分に他者に問いかけてみよう、ということだと思う。
 ある意味簡単にいうと、死は人を正直にする、から(ハイデガーが言うように多分)。
②これ 
 ⇒嗚呼女子大生活 - ポストモダンが分からない
 コメントすると嫌味とか批判に取られそうなのでちょっと躊躇うけど。
 ポストモダンとは、ヘーゲル後、ということですよ。
 フランス思想的には、コジェーヴ後、ということ。
 ⇒アレクサンドル・コジェーヴ - Wikipedia
 ⇒finalventの日記 - 認知科学?
 そういえば、むかし知人の父親がリセの哲学の教科書を翻訳していたが、ああいうのきちんと勉強するといいのかとも思うが、まあ、そうでもないか。
 そういえば、これとかね、どう考えていいのかわからん。笑っていいのかもだけど。
 これ⇒柄谷行人【『日本近代文学の起源』英語版への後書き】