NHKスペシャル「赤ちゃん 成長の不思議な道のり」、見たよ

 ⇒NHKスペシャル|「赤ちゃん 成長の不思議な道のり」
 へぇと思うことは特になし。面白かったが、赤ちゃんという存在は。
 っていうか、私が院にいたころからこれらはいろいろなトリックで予想されていたことだった。ま、でも当時は総括的な理論はなかったし、PETが今のように使えなかった。言語関係はチョムスキーどおりということなんだが、音韻系だしね、で、じゃ、統辞系はというと、つまり、依然方法論の問題なんでしょ。つまり、今回の番組でも「科学」とか打ち出された部分は、実は、疑似科学なんですよとか言ってみるテスト。
 番組は、ちょっと解釈がきつ過ぎた。たぶん、逆のシナリオの番組もできるだろう。ウルトラスキナーボックスとか(これは悪い冗談)。
 番組最後に赤ちゃんを集団におくと能力が高まる云々は、つまり、子供っていうのは、供、うじゃうじゃいる論でもある。もっというと、上下関係の集団のなかにうじゃっと置かないと人間の能力は開花されないと思う、というか、もうちょっというと現代日本とかこれからの中国っていうのは、そういうもっとも基本的な能力が欠落しているかもね人間の文化。いい悪いとかじゃなくて、そうだということ。
 ま、逆にうじゃっと置かれないから伸びている能力もあるのだけど、かつての社会はそれが全体の社会のなかでバランスしていたからよかったが、これからはそうもいかないでしょ。