産経社説 万葉仮名の木簡 文字の恩恵に思いを致せ

 どこから批判しましょうか的なお話。
 まあお気楽に書くと考古学的には古いけど、万葉仮名成立史的には新しいと思うのだが、そのあたり、専門家のコメントがないのは萎えるからか、考古学とか全然別分野だか口を挟まないのか。

 わが国への漢字の伝来時期は、諸説あるが、古事記によれば応神天皇のころ、百済の人・和邇(わに)(王仁)が論語千字文を貢進したときとされる。もしかすると日本人が漢字を受容し、国語を万葉仮名で書いた歴史はさらにさかのぼることができるかもしれない。新しい発見がある度にそんなわくわくした気持ちにさせられる。

 なんか泣けそう。まず、王仁はただの伝説。なぜそんな伝説があるのか、と。
 っていうか、日本人が日本語を仮名で書くようになったのは、古今集以降。
 ま、どうでもいいやこんなの、産経だし。あの一派だし。