日経 春秋(10/15)

▼「日本語の文字と文は『天』と『地』を持つ現実の世界を写しとる一つの表現として天(上)から地(下)に向かって垂直に書かれる」(石川九楊「縦に書け!」)。書家である石川氏は、パソコンで書かれた横書きの文章の横行に、日本語の危機を感じとる。ちなみに小欄は縦書きモードにしてパソコンで書いた。

 パソコンで縦書きはしたくないが、日本語は縦書きだなとは思う。