産経社説 上海書記解任 権力闘争の激化に注目を

 11年前の陳希同事件は、天安門事件で功績を挙げ、トウ小平氏の信頼も厚かった陳書記を、江沢民氏を中心とする上海閥が失脚に追い込んだ事件だった。以来、上海閥は党中央を完全に支配、2002年の第16回大会では、政治局常務委員の過半を占めた。

 陳書記解任は、いわば胡錦濤氏の江沢民氏率いる上海閥への挑戦状の意味を持つ。胡氏が江氏の反日路線を超え、日中首脳会談を決断したのもその表れだった。しかし中国最大の国際都市、上海は政治的力量も大きく、このまま江氏らが沈黙するだろうか。権力闘争は始まったばかりで、その行方は国際的な注目を集めている。

 まあ、そういうことなんだが、日本の対中戦略は難しくなるのだろう。
 こういうと小泉バッシャーたちから変な弾くらうかもしれないが、この流れの功績を作ったのは意外にも小泉だったのではないか、結果的とはいえ。