ユンクをもう20年くらい読んでいないが……
ふと気になる発言を見かけた。
あー、最初にお断りだが、批判とかではないので為念。
これ⇒匿名日記 in はてな - 「ネット上の宮台シンジ君たち、殻の中から出てくるのだ!」の巻
ミ
ミュトモは思うんですけど、メタオタクさんって頭の中に理想の現代オタクがバッチリあって、それに恋してるような気がするんですよね。
匿
心理学者のユングが言う「アニマ」に近いな。アニマとは男性の中にある女性性。本田透は『萌える男』で「心の中の『乙女』の部分」と呼んでるね。
で、問題は「アニマ」だが。
ほいで、本田透という人を私は全然知らないのだが。
アニマ=心の中の『乙女』の部分、っていう理解は、現代では定着しているのだろうか?
私が河合系だがユングを読んでいたころの記憶だが。
まず、アニマの原型は基本的に影だったかと思う。
ほいで、河合が強調していたが、影の問題というのは、人生の半ば、というか中年の問題になる。たぶん、人生経験の累積なりが関係しているのではないか。
別の言い方をすると、若いころの一目惚れキュンみたいのはアニマとは関係ないのでは。
河合は中年期における危機とも言っていた。
文学的には荒野の狼のヘルミーネ的な存在。
ところで「荒野の狼」の文庫はないのか?
荒野の狼・東方への旅: 日本ヘルマンヘッセ友の会研究会 |