ふときっこのブログを覗くと
それでも、1000年以上の時を超えて、秋の虫たちは、おんなじ声で鳴き続けてる。それじゃあ、1300年も前の「万葉集」では、コオロギたちはどんなふうに詠まれてたのかっていうと、いくつかの歌が残ってる。
?な感じがするのでググると。
⇒万葉集 こほろぎ - Google 検索
このあたりからのコピペか。
⇒万葉集: 蟋蟀(こほろぎ)を詠んだ歌
さらに。
だけど、ここまで書いて来て、今さら言うのも申し訳ないんだけど、「万葉集」に登場するコオロギシリーズの歌の数々は、実は、コオロギのことじゃないのだ。平安時代より前には、コオロギは「古保呂岐」って書いて、秋に鳴く虫の総称だった。
これの展開も先のページのパクリっぽいといえばそうだが、まあテンプレか。
とはいえこちらのサイトが「心もしのに」だがきっこのほうは「心もしぬに」としているのでベタなコピペではない。
もっとも。広辞苑より。
しぬ‐に
副
(万葉仮名の誤読によって生じた語) (→)「しのに」に同じ。
ただ、この誤読自体が継がれているのでベタに間違いとはいえない。
この歌のポイントは、「こころもしぬに」にある。「しぬ」ってのは、もちろん「死ぬ」じゃなくて、「沈む」とか「しんみりとする」とかって意味で、あえて漢字をあてるのなら、「萎ぬ」って雰囲気になる。
ま、これは正解。
ところで。このきっこ的な解釈は明治以来のベタな解釈の系統であって、万葉集うぜーとか思わずにベタにこれらの読むと、この「こほろぎ」が夜這いの関係に置かれていることがわかるはずだ。
「男来ねぇかな」というのが万葉集のこほろぎの歌の心なのであった。