読売社説 [首相靖国参拝]「『心の問題』だけではすまない」

 読売も支離滅裂になってきたなと思う。読売なりの理念もあるのはそれはそれでよいのだが、まずは現状認識が大切。中韓の今回の動きは非常に抑制されていた。ポスト小泉の動きがあるのは当然として、日本国内の大衆の動向をよく見据えている。
 盧武鉉は制度的なものもあるがもはやレイムダック化は避けられない。基本的に支持政党の問題だがブッシュのレイムダック化とは違うだろう。中国は本音ではもう靖国問題に関わりたくない。江沢民ら上海グループの動向のほうが気がかりだろう。その意味で、北京側と日米の実務者レベルがどう可能な危機への枠組みを取るかなのだが、なにかとすべっているように見える。なんというか、中国様としても日本のシンパの操縦を間違ったかもしれないのだが、責任は取れないしお国柄一度口にした言葉は必ず呪いになる。
 中韓としても本音ではこういうシフトな以上、安倍の支持内部になんらかの拠点や機能を持ちたいところだし、そのあたりを動かしたいところなのだろう。