朝日社説 レバノン攻撃 即時停戦に舵を切れ

 ヒズボラをどうやって武装解除するかは難しい問題だ。しかし、少なくとも、ヒズボラに影響力を持つシリアやイランへの説得が欠かせない。ライス米国務長官はシリアに入り、交渉してもらいたい。日本や欧州もその実現のために連携していくべきだ。

 どういう頭からこのお花畑が出現するのだろうか。

 期待されていた国際社会の仲介は実を結んでいない。ローマで開かれた国際会議は、レバノン南部へ国際部隊を派遣することが必要だとの考えで一致した。しかし、部隊の編成や派遣時期は決まらず、停戦への道筋を示せなかった。

 嘆かわしいことだが、普通の国際感覚があれば、国際部隊の地ならしが進んでいると見るしかない。