日経春秋 春秋(7/7)

 もう野暮の極みだが。

北朝鮮にも七夕祭りがあると聞く。引き裂かれた男女の伝説は中国から朝鮮半島を経て帰化人が平城京に伝えたという。同じ文化の根を持つ人々が、同じ願いで星を仰ぎ見られないのは悲しい。若狭湾の海岸で地村保志さんと妻の富貴恵さんが拉致され、祖国から引き裂かれたのは、28年前の七夕の夜だった。

 まあ現代韓国はこう⇒チルソクの夏
 それと日本占領下で変わってしまったのだけど。
 ⇒Seoulnavi.com>エリアスペシャル>韓国の伝統と文化>チルォルチルソッ(7月七夕)

その日、韓国では伝統的に各家庭でミルジョンビョン(小麦粉で作ったせんべい)とヘッグヮイル(季節の果物)を供え、女性らはチャントッテ(醤油がめやみそがめを置く高台)の上に水(井戸水)を供え、家族の長寿と家庭の平安を祈願します。また、少女らは牽牛星織女星を見上げながら、針仕事が上手くなるよう願います。チャントッテの上に水(井戸水)を供えたあと、灰を平らに盆にのせて、翌日そこに何か通り過ぎた跡があれば、霊感があって針仕事が上手くなると信じられています。また少年らは学問に秀でるため夜空に星を描いて祈ります。

 もちろん、基本は旧暦。