日経春秋

 ⇒春秋(7/4)

 「生きかわり死にかわりして打つ田かな」(村上鬼城) 滋賀県知事に当選した環境社会学者、嘉田由紀子さんの好きな俳句という。今、眼前に広がるゆたかな田園の背後にある、連綿と続く家族と村落の営みが17文字に凝縮しているようだ、と語っている。

財政問題に、環境問題のキャッチフレーズ「もったいない」を重ねて使ったのも奏功した。今、環境や自然は、水、大気、森林といったモノを意味する言葉ではなくなっている。思慮深く、自律的に、持続可能な社会を目指す生き方を表す。そのへんの認識不足から、大政党はただ唖然(あぜん)。

 あはは、おもすれー。