一円にもならないのに……
主要なテーマじゃないんだけど⇒BigBang: すさまじく消費されていくこと------永遠に?
やがて何人かのブロガーが疲れ果てて、あるいは書く意味を見失って、ブログを閉じて去って行く。
何のために書いているのか。1円にもならないのに。
何のために書いているのか。名誉にもならないのに。
この空間に消費され尽くし、体中に傷を受け、留まっていられるのは、いったい何年が限界なのだろうか。そして何本の記事が限界なのだろうか。そんな御託を並べている間にも、僕はこうして記事を書き、あるいは人のブログに、無謀なコメントを残す。
で、ぶくまのこれ
2006年05月17日 BigBang ↓ 訂正。「100万にもならないのに。」(嘘嘘) アフィリは記事を書くたびに潤う仕組みじゃない。やってる人ならわかるけど、こんなもん入らんよ。趣味の領域。
2006年05月17日 unagi_pie がっつりアマゾンやらアドセンス張っておいてそりゃねえだろ。>何のために書いているのか。1円にもならないのに。
現状、ブログのアフィリエイトは「100万にもならないのに」どころかではある。
で、話だが。
ブログで食えるか論リターンズなんだが。
結論はすでに出ているわけで、しかも、近未来的に変更もなさげ。
先日、ちと人とこの手の話をしていて、アフィリエイトとかでブログの対価になるか、と。
意外とごにょごにょ試算してみると、現在のアフィリエイトっていうのは適正な価格っぽい。
これを端的にいうと、ブログのエントリのお値段は、それにアフィリエイトをくっつけたときの収入とそれほど変わらない。
過程を書かないと話にもならないのだが、単純にいうと、有名でもなく誰にも依頼されたわけでもなく、ネタもない原稿って、お値段はゼロ円なわけですよ。
で、おカネっていうのは誰かが出すわけで、問題はその対価のマーケットの構造なわけです。それは、けっこう適正。
投げゼニについても現状失敗したと見ていいけど、竹熊さんとこみたいに、アーカイブの基金求むみたいのには使えるでしょう。つ・ま・り、対価としてではなく。
対価が発生するのは、投げゼニじゃなくて、市場が必要。で、現状、アフィリエイトしかない。で、そのアフィリエイトの市場の機能はそれなりに現状で問題ない。
しかし、と。
もっと原稿料みたいに収入にならなのか、という疑問を持つ人もいるだろうが、それはエントリにそれ自体に価値があるという幻想があるわけで、もっとというなら今を超える市場というかインフラないとダメダメ。
テレビ雑誌メディアというのは広告からきちんと回収できた。新聞は戸配のシステムとしては近未来的には問題ない。NHKという戸配のシステムはどうか、とりあえず近未来的には問題ない。
むしろ有料メルマガだが、これは、ぶっちゃけ、宗教みたいなものでしょ。信者500人から1万からげて年収500万というユニット。これをどれだけ倍にするかだが、基本的にメルマガの情報は漏れ漏れになるので、1000人くらいの奇篤なコアで支えられる。わしズムとかもそうか。
現状、フツーの本だと2000部売れない。なので、出もしない。が、ビンボでもよろしの出版の鬼が(たいていサヨクだが)いて、2000部で本が出る。このうち、1000部をプロ市民が行政をつっついて図書館に買わせてというあたりで、これはモデルとしては基本的に煎餅や太陽法的な仕組みの変形。
まあ、アフィリエイトじゃない広告がブログに付けばいいのだろうけど、その動きはない。っていうか、電通とか博報堂的なリーチというか対効果ではお値段がつかない。