日経社説 イラク本格政府樹立の試練

 新しい政権が発足しても、すぐに治安状況が改善するわけではない。フセイン政権の残党や国外から流入した勢力も含むイスラム過激派などスンニ派抵抗勢力は、民主化プロセス自体を否定しているからだ。多国籍軍の撤退具体化も、治安状態の推移次第となろう。
 スンニ派住民の多くは民主化の進展と社会の安定を望んでいる。一般のスンニ派住民と抵抗勢力の共鳴を断ち切るためにも、新政権は「国民融和」をアピールできる陣容でなければならない。各勢力が民兵組織を抱える状況の中で、警察を動かす内相、治安部隊を動かす国防相などの人選は特に重要になる。

 間違っているとは言わないが、なんか外れているというか、「各勢力が民兵を抱える」というのと「多国籍軍の撤退具体化も、治安状態の推移次第」をどう考えているのか、思考停止かな。