朝日社説 リンチ殺人 警察の怠慢が裁かれた
この朝日の社説はよい。
若者の欠勤を不審に思った上司が両親に連絡した。事件に巻き込まれているのではないかと思った両親は、警察署に駆け込んだ。ところが、応対した警察官は「その懸念は憶測にすぎない」と答えたばかりか、「息子さんは薬物を使っているのではないか」とまで言ったのだ。
息子が加害者らに連れられて銀行に行き、預金をおろした。その様子が映った防犯カメラを見てくれるよう両親が警察に頼んだが、警察官はそのまま忘れてしまった。
これでは捜査をする気がなかったといわれても仕方があるまい。「殺害される前に、警察が加害者らを逮捕することはできた」と判決が批判したのは当然のことだ。
警察のこの怠慢はこれに限らない。私も身近な問題で警察に怒りを感じている。国民の少なからぬ人が警察に怒りを覚えているのだと警察が知らなくてはならない。
もちろん、良きお巡りさんはいる。私の親族にも警官(部長)がいる。しかし、実際の国民に向き合う部分であまりに問題が大きい。
素人了見なのだが、警察が交通事故に関わる負担が大きすぎるのではないか。もっと、普通に市民社会の安全にリソースを向けられないのか。