イラク開戦秘話

 ⇒ロシアがイラクに米軍情報

この報告書は、イラクで拘束した政権高官や軍人の証言、それに押収した文書をもとにまとめたもので、報告書は、ロシアがアメリカ軍の動きに関する情報をバグダッド駐在のロシア大使を通してイラク側に提供していたことを示す文書があることを明らかにしました。情報はアメリカ軍内部から入手したものとされ、ロシアは、このなかで、アメリカ軍が4月半ばまでバグダッドを攻撃しないと伝えていましたが、実際にはアメリカ軍は1週間早くバグダッドを陥落しており、情報は誤っていたことになります。また、報告書は、アメリカがフセイン元大統領を狙って最初の空爆を行った地点について、「フセイン元大統領は過去8年間、足を運んだことがなかった」という側近の証言を載せており、ブッシュ大統領が誤った情報に基づいて軍事行動の開始を命令したことを示しています。さらに、報告書は、フセイン元大統領が、アメリカ軍が地上戦には乗り出さないと考え、アメリカ軍よりもイスラムシーア派の住民などによる反乱を最も恐れていたとする証言なども伝えています。

 ⇒CNN.com - Pentagon: Russians fed Hussein intelligence - Mar 24, 2006
 ⇒U.S. Inquiry Finds Russians Passed Spy Data to Iraq in '03 - New York Times
 ⇒Guardian Unlimited | Special reports | Russia spied for Saddam in war - Pentagon report
 なるほどという感じがする。