日経春秋 春秋(2/27)

この春、通勤や通学のルートが変わる、職場や校舎が変わる、日ごろ接する仲間の顔ぶれが一新する……人も少なくあるまい。慣れた環境の居心地のよさも捨てがたいが刺激に富む新しい環境との遭遇も魅力だ。秤(はかり)にかければ若いころは文句なく後者だった。慣れた手帳への執着も老化の仕業か、と思わぬでもない。

 とか言ってその手帳の執着のナルチシズムがヲイヲイと。