トバシ以外はナンシー・グッドとオプラ・ウィンフリーは想定の範囲内

 ⇒きっこのブログ: アメリカの言いぶん
 ほいで、日本の食品安全委員会が12月に出した答申書(「アメリカ産牛肉のリスク評価は現時点では困難」)についてはまずちゃんと史料を嫁。
 ⇒米国、カナダ産牛肉等への対応について

 これまでの国内のリスク評価では、BSE 対策の実効性等をほぼ明らかにすることができ、それに基づいて評価した。しかし、今回の諮問では国外という状況のため、牛肉等のリスクに関しては米国やカナダの場合は文書に書かれた原則の評価と、一部リスク管理機関からの情報及び専門委員などからの補足説明をもとに評価せざるを得なかった。従って、不明な側面もあることを考慮する必要がある。また、輸出プログラムの遵守についても守られることを前提に評価しなければならなかった。
 米国・カナダに関するデータの質・量ともに不明な点が多いこと、管理措置の遵守を前提に評価せざるを得なかったことから、米国・カナダのBSE リスクの科学的同等性を評価することは困難と言わざるを得ない。他方、リスク管理機関から提示された輸出プログラム( 全頭からのSRM 除去、20 ヶ月齢以下の牛等)が遵守されるものと仮定した上で、米国・カナダの牛に由来する牛肉等と我が国の全年齢の牛に由来する牛肉等のリスクレベルについて、そのリスクの差は非常に小さいと考えられる。
 これらの前提の確認はリスク管理機関の責任であり、前提が守られなければ、評価結果は異なったものになる。
 上記のことを考慮した上でリスク管理機関が輸入を再開する措置をとった場合には、仮定を前提に評価したものとして、プリオン専門調査会は管理機関から輸出プログラムの実効性、およびその遵守に関する検証結果の報告を受ける義務があり、また、管理機関は国民に報告する義務を負うものと考える。

 つまり、その前提があれば、国内流通牛肉と米国牛肉にリスクの差はない。つまり、国内の牛肉だって同程度のリスク。きっこの中の人が食ってるマクドの肉とリスクは同等。