ブログ界はちゃんと成長している

 一昨日のホリエモン逮捕はそれほど関心なかった。というか、どういう実態で逮捕なのか関心があったので詳細待ち、と思っていたら、昨日朝、旧メディアを通して見る世間のヒステリーに圧倒された。
 毎朝読む新聞各紙社説が、お、おまえら……という状態。
 一気に鬱が進む。
 とりあえず、こんなのありかよという声を小さく上げるべくブログを書く。これでまた非難とかウンコとか飛んでくるのだろうな、うへぇと思うが、小さく声をあげるためにブログを始めたのが私の意図だ。私はきっこのようにマスコミを動かそうとか思わない。小さく声を上げる。小さく異論を述べる。
 民主主義というのは、それが決するときは多数決ということになることが多いが、それでも、多数決よりもっと重要なことは、異論を明記して歴史にゆだねるということだ。民主主義というのは歴史に学ぶという経験主義でもある。超歴史的な正義をふりかざして政治を行うことではない。民主主義というのは衆愚と同じだと断ずるものがあるが、違う。人は愚かであり歴史の裁定に身を委ねるということなのだ。歴史に学ぶということだ。
 私のブログへの態度は政治的だが、実際政治的ではない。
 単純に言えば、小泉を倒してどうする? 目先の正義を政局でどんぱちやってどうする?
 もっともっと深く、小さい声を歴史にきざむほかはない。
 私は、保守系の人にはあざ笑られるだろうが、日本の戦後の民主主義は大きな意義があったと思う。平和思想も進歩思想もちゃんと日本国民を大人にしていったと思う。もちろん、その弊害も間違いもあるのだ。でも、大筋ではよい。
 その後、昨日午後、はてなダイアリーや各種ブログを見た。
 マスコミの空気とは違うものが確かにあった。
 ブログ界はちゃんと成長している。
 泣ける。