R30さん、偉いよ、見直したよって褒め言葉に聞こえないだろうけどさ

 ⇒[R30]: メディアについて何となくいろいろ

 ちなみにきっこ氏の匂わせるに、ブログ上での一連のリークの裏には自民党から口封じの圧力を受けた記者連中がいるって言うらしいんだけど、加野瀬氏のそれが本当かどうか分からないが、こういうかたちで個人ブログがリークの回路に使われるのってどうよ、という気がする。
 てか、きっこ氏の言うことがもし本当だとしたら、これってメディアの自殺行為だよ?ときの政権の圧力で記事に書けないようなことを、芸能界のおしゃべりヘアメークごときにばらしてどうするっつーの。本当だったらその記者が文春や新潮に原稿を持ち込むことも知らない相当なお人好しの間抜け記者か、それともその新聞の社会部デスクの目が特ダネに目をつぶってでも政治部のプレッシャーを受け入れるヘタレどあほうか、どっちかですよ。てゆーか、どっちも普通あり得ないってば。

 ただ、この運動ももう引き返せないのだろう。
 今回の問題では、かなりヒドゥンな話はある。私のほうにも入ってくるけど書けないよとかとてもじゃないけど書けない。洒落はさておき、あるスレショルドを越えれば、あちこちであふれ出すだろう。
 まあ、沈黙をしいている恐怖というものはある。それがブログとかに溢れ出ることもあるし、2chとかにもすでにちらほらあふれてはいる。ただ、情報を持っているのは、かなりまともな社会人達であり、恐怖の意味をよく知っている。
 そういう意味では、つまり、引き返せないのだなという点では、そういう方向に進むのだ。

 とはいえ、こういう、メディアが書くネタを巧妙にパクって、あたかも自分のネタのようにして世の中を煽り立てるブログの存在感が高まってる(イーホームズという、渦中の人間でさえもそれに釣られてしまう)ということは、とりも直さずマスメディアの議題設定能力を、ブログを初めとするネット陣営が着々と奪い取りつつあるということを示しているように思う。

 切隊さんなどは、今思えば、よく意図していたものだなと思う(それだけの腹も据わっていたし)。そういう意味でいえば、ブログは本当に終わっているだろうし、ブログとはそういうものではないとリビルドしていかなくては、な。
 地味にな。