ネタフルがたぶん扱わないタミフルの暗くない話

 今朝の毎日新聞社説だよこれ⇒タミフル 副作用の可能性十分伝えよ
 社内にこの馬鹿を止めるインテリジェンスはなかったのか。

 死亡例以外にもタミフル服用後に異常行動や意識障害、幻覚、妄想などの精神・神経症状が起きたケースが90件以上把握されている。これらの症状は昨年5月から医師向けの添付文書に副作用として記載されている。

 副作用というのはそういうものでリスクはバランスされなくてはならない。つまり、だからダメといったら薬は使えない。薬を適所に使わないリスクを考えろ。

 医師や薬剤師はタミフルを処方する際に、こうしたリスクの可能性も含め、副作用情報をわかりやすく患者に伝えてほしい。知っていれば患者側も心構えができる。
 ただ、タミフルと異常行動の因果関係は否定されていないが、確実ともいえない。インフルエンザそのもので意識障害などを起こすケースもある。

 論旨になってないよ。っていうか論旨を整理しる。患者にそんなリスクを棒読みで伝えてすませるな、と。患者の心構えですむのか。副作用のリスクは医療側ができるだけ考慮してその対処を患者家族と医療体制で総合的に見ていかなくてはならない。

日本はタミフルを使いすぎだという声もある。確かに、他の国に比べて突出している。インフルエンザは高齢者など免疫力が低下している人にとっては命取りになることがあり、甘く見ることはできない。だが、タミフルの効果は発熱期間の短縮や重症化の防止であり、特効薬ではない。不要な人もいる。

 使いすぎはある。というか、このあたりで医師とそれとちょっと言うにさしつかえある部分が問題だ(失言除け)。
 そして現状ではこう。
 ⇒asahi.com: タミフル副作用で異常行動リスクは高まらず=ロシュ?-?ロイターニュース - ビジネス

 ロシュの販売担当者は記者団に対し「タミフル服用、もしくはインフルエンザ感染による神経精神病行動発症の確率はほぼ均衡である。タミフルの服用により、そのリスクが高まるということは確認されていない。しかし、今後も状況を見守っていく」と述べた。

 セレブレックスなどのケースもあるし、新規薬剤しかもタミフルは高度にコンピューターを駆使して作成された特殊な薬でもありリスクに未知な部分はあるかもしれない。が、それは医学・薬学のレベルでしかも世界レベルで問題になることだ。
 すでに日本のタミフル異常騒ぎは英文になって世界に配信され、各国の学者が注視しているが、現状では、どちらかというと「アホチャイマスカァ、ニッポン」的な空気が感じられる。日本の社会問題で祭にするんじゃなくて、毎日新聞とか報道機関なんだから内部の専門家に海外情報の整理をさせるなり、専門家にインタビューしてまとめるなり、す・べ・き。