ヘタレホゲ 納豆にびびるなよ

 ぶくまを見てるとこんなのが人気げ⇒ニューストップ > 配信社別:夕刊フジ > エッ!? 納豆にがんリスク…1日2パックで“危険” (夕刊フジ) - Infoseek ニュース
 よくわかんないけど、ぶくまの人の多くが勘違いしてねか。つまり、「納豆にがんリスク」とかマジ思ってね? ちがう? よろしい。
 ってか、ふつーに考えたら、豆腐、豆乳、味噌、みんな同じ「がんリスク」ですよ。
 イソフラボンの問題は、あれです、れいの環境ホルモン話題以前から、これってぇという問題はあったわけで、ま、めだった問題はない。豆乳飲んでる北京人はどうよ、と。
 たとえば⇒環境ホルモン(内分泌攪乱物質)の健康影響

 植物由来のエストロジェン様物質を植物エストロジェン(phytoestrogen)と呼ばれている。
 ヒトの健康との関連で研究されているものは、イソフラボノイド(isoflavonoids)とリグナン(lignans)が挙げられる。大豆製品やなどに多く、日本人に乳癌や前立腺癌の死亡率が低い原因として植物エストロジェン作用のある大豆食品を多く摂食しているために、前立腺癌の進展が抑制されるのではないか、また反対に乳癌はむしろ進展するのではないか、と考えている欧米の疫学研究者がいる。日本の研究でも、毎朝みそ汁を飲む人が癌になりにくいとか、野菜類を食べると癌になりにくとか、植物エストロジェンをたくさん食べていると骨粗鬆症になりにくなど、いろいろな疫学調査が行われている。この仮説に基づいて、動物実験が行われ、この説を支持するような結果も出ている。
 以上のように、合成された化学物質以外にヒトを含めて生物は、生物由来のエストロジェン様物質を摂取してきた。植物エストロジェンが制癌作用や免疫賦活作用において、生理的意義があるのかさらに検討する必要がある。また内分泌撹乱化学物質と共存した場合にどの様な挙動を示すのか、まだ研究はされていない。植物ホルモンを多く摂取すれば、種々の癌にならずに済むのか、またホルモン様化学物質の影響を受けずに済むのか、答えねばならない問題点はいろいろ残っている。

 また⇒内分泌攪乱化学物質(EDCs)の低濃度曝露による影響

ゲニステイン(Genistein:大豆に多く含まれる植物エストロゲン
25ppmのゲニステインを食餌中に与えて育てた母親マウスの子供において、雄ラットの性的二型核(SDN-POA:性衝動の性差を左右する脳内の神経核)の体積が減少(雌ラット並の体積)した、雌ラットの乳腺組織に変化がみられたなど、低濃度による影響が観察された。

 さらにアジャパー⇒ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議

 A01班、京都大学霊長類研究所の浅岡一雄助教授のグループは、日本サルを用いた環境ホルモン研究で、大豆食品に含まれるジェニスタイン、ダイゼイン等が、大きな影響を与える可能性をしめした。日本サルは、遺伝子の種類でヒトと共通性が高いことが証明され、胎盤の構造がヒトのそれと解剖学的に似ていることから、研究対象として優れている。フタル酸エステルやジェニスタイン、ダイゼイン等はサル母体から胎盤を透過して胎児に移行した。サルの雌群を使い、食事に大豆を多く含む群と含まない群では、初潮の開始時期に明確な差が生じた。また閉経したメスサルに大豆を多く与えると、月経の再開が見られた。大豆や豆類に含まれるイソフラボン類の重要性が指摘されているのでサルを使った実験で証明した。大豆を食品として利用することの注意を、ミズリー大学のF. vom Saal教授も指摘している。マウスを使ったビスフェノールA実験で、餌に蛋白質としてカゼインを使った場合と、大豆を使った場合では、ビスフェノールAの影響に顕著な違いが生じている。カゼインの場合、明らかな影響が生じたが、大豆の場合、影響が隠れた。このことから、食品と環境汚染物質の複合性を考慮する必要性が、明らかになってきた。大豆のジェニスタイン、ダイゼイン等植物女性ホルモンの影響をヒトに当てはめると、周産期(生まれる数週間前と生まれて数週間の期間)とそれより早い胎内時期の男児について注意をする必要性を示している。母親から男児に大豆のジェニスタイン、ダイゼイン等植物女性ホルモンが、与えられると男児がちょうど脳形成を活発に行うときに影響を与える心配が指摘されている。一方、大豆食品は女性にとって良い健康影響をあたえ、男性では前立腺がんの場合、癌増殖抑制として治療的影響がある。
 したがって内分泌撹乱物質の摂取による影響は、ヒトの受精、胎児、周産期、児童成長期、思春期、結婚、出産、閉経、老年期とライフステージによりクリテイカルな時期が違っている。

 今回ニュース沙汰になったのは納豆を健康食品だかトクホだか馬鹿な手順にのっけたから。
 ってか、トクホってあれです、あれ小言ブロガーじゃなくて、あれです以下略。
 あ、おまけ、先生のエントリの引用部分⇒「あぶらを抜くと肌荒れになる、中国人や韓国人は肌がきれい」(新居裕久)

植物油で料理した野菜をたくさんとって、肉や魚、卵、牛乳、豆腐などのたんぱく質食品をしっかりとることが大切。皮膚はたんぱく質で出来ているからだ。中国人や韓国人は肌が美しいと云われるのは、植物油を主体にして栄養のバランスをとっているからだと思われる。

 あ・ほ・か。リノール酸過多は炎症のもと。
 ページデザインはあれだけど内容は概ねOK⇒生活習慣病はサラダオイルの採り過ぎから!
 結論は間違いですけど。これ

 私どもの食生活はお米を除けば殆どが南の暖かい土地で大量にとれるものばかりです。長い間に順応してきた食生活が戦後50年で大きく変わり、特に油はリノール酸大過剰の食事に変わってしましました。テレビのコマーシャルに「はやくかえろう日本食」というのがありますが、筆者もこの言葉にだけは賛意を表します。

 日本食なんか食ってたら昔の日本人の寿命ですよ。